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強化ガラスにしないといけないの?

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この仕事をしていると、毎日たくさんのお客様からご質問をいただきます。
その中でも特に多いご質問とは何だと思いますか?

答えは、「ガラスの厚さ、強化ガラスの強さ」についてのご質問です。

「ガラスが割れるかも」
という恐怖からでしょうか、テーブルトップ用や棚板用のガラス板について、
「強化ガラスにしないといけない」
と思い込んでおられる方がどうやら多いようです。

果たしてそのガラス、本当に強化ガラスにしないといけないのでしょうか?

この道20年、ガラスのプロが、その不安にお答えいたします。

必要な耐久性とは?

市販されている家具には、強化ガラスが使われることが多いのは事実です。

それは、「軽量化と輸送中の破損を防ぐため」です。

市販されている家具は製造された後、
小売店や購入者などいろいろな場所にたくさん移動することになります。
当然、移動距離が長いので破損するリスクは上がってしまいますよね。

ですから過剰に耐久性を上げて製品を作る必要があるのです。

一方、ご自身でガラスを注文する場合はどうでしょうか?

輸送はガラスを注文してから到着するまでの一回だけ。
届いたガラスが無事ならそれでOKなのです。


割れるのは、力がかかった時です。

お客様とお話ししていると、こんな会話になることがあります。

お客様「その厚さで割れないですか?なんだか心配で...」
私「どんな力に対してご心配されていますか?」
お客様「いや、特に力がかかるわけではないんですが...」

私たちの感覚からすると、面白いな、と感じるこのエピソード。

極端な言い方をすれば、
力がかからないなら、割れるはずがありません。

それでも、「ガラス=割れる」という先入観のせいか、不安に思われる方は多いようです。

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結局は予算次第。

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強化ガラスにするのか、それとも普通のガラスにするのか。どのくらいの厚さにするのか。
それを決めるのは、結局のところ、予算次第かと思います。

お金はかかるけれど、絶対の安心をとって過剰に強いガラスを選ぶのか
お値段重視で、一般的に推奨される強さのガラスを選ぶのか

考え方は人それぞれですが、
「もし万が一割れたらまた交換すればいいか」
という割り切った発想もある、と言う事を知っていただければと思います。

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